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核兵器の廃絶は技術的にも現実的にもかなり難しいものがあります。核保有国が核を手放すにしてもどうしたら手放したことを証明できるのかその方法の難しさ。現実的に核兵器は使用しないと表明してもそれは無意味なことです。現在核抑止力といわれる状況において世界は全体的に見て平和を享受しています。核の脅威において平和を享受する、これは別に矛盾したことではありません。世界的に平和である状況にもかかわらず多くの人が内戦に苦しみ難民となり将来に希望を持てない状況にある。世界人口は70億を超え40年前の二倍となりました。その0.1パーセントくらいの人々が悲惨な状況下にあるわけです。世界戦争という状況を脱することができた世界は多くの富を生産しています。しかしそれでも増え続ける人口下では不幸な人もいる。核の脅威に曝されながらの平和であるのに不幸な人もいる。核兵器の廃絶より核を必要としない世界や社会を作ることが大事なのではないでしょうか。しかしそれにしたところでそういう世界を作るというのは勿論容易なことではありません。